共通教科書:科学の技法

東京大学「初年次ゼミナール理科」テキスト

東京大学教養教育高度化機構初年次教育部門 編 増田建・坂口菊恵 編
ISBN978-4-13-062318-6 発売日:2017年03月24日 ページ数:240頁
基礎編 サイエンティフィック・スキルを身につける
1 アカデミックな知の現場へ――大学での学びとは
2 研究のプロセス
3 研究倫理
4 学術論文の種類と構成
5 文献検索
6 グループワーク
7 プレゼンテーション
8 レポート
9 文献の引用
10 ピアレビュー
実践編 実録! 初年次ゼミナール理科
授業のパターン

問題発見・解決型

1 社会問題解決策のデザイン――社会技術とイノベーション(小松崎俊作)
2 私たちの身近にあるタンパク質を科学する(高橋伸一郎ほか)
3 老化のメカニズムに迫る――アンチエイジングは可能か? (江頭正人)

ものづくり

4 建築の可能性(川添善行)
5 体験的ものづくり学:3Dプリンタによるコマづくり(三村秀和ほか)
6 レアメタル製品化プロジェクト(岡部 徹)
7 数学・物理をプログラミングで考える(田浦健次朗)
8 機械学習入門(杉山 将・佐藤一誠)
9 知能ロボット入門(新山龍馬・高畑智之)

データ解析型

10 スポーツや音楽演奏のスキルと熟達化について考える(工藤和俊)
11 地震・火山の分布と地形・地質情報から観る日本列島の姿(市原美恵ほか)
12 身近な物理でサイエンス(松本 悠・田上 遼)

論文読解・演習型

13 ミクロの生命現象を可視化する(永田宏次・木下滋晴)
14 薬学における生物学の役割と貢献(八代田英樹ほか)

フィールドワーク型

「初年次ゼミナール理科」授業一覧

発展編 研究の世界へ
1 性差は科学できるか(坂口菊恵)
2 発生学と再生医学(栗原裕基)
3 身近なところに隠れている大発見:クワガタムシの隠蔽種と菌囊(久保田耕平)
4 寄生虫とのつきあい方(後藤康之)
5 ヒトが光合成できるようになるには(増田 建)
6 始原の微生物代謝を垣間見る(石井正治)
7 酒になれなかった水のはなし(北條博彦)
8 時空のさざ波,重力波をとらえる(大橋正健)
9 物理学を例にとって考える「研究する意味」(長谷川修司)